サッフォー

サッフォー

前612年頃~前570年頃に生きた古代ギリシア最大の女流詩人。レズビアンサッフィズムの語源となった人として知られている。

エーゲ海北東部のレスボス島のミュティレーネまたはエレソスで良家の娘として生まれ,政争に巻き込まれて幼少期をシチリアに過ごし,帰国後ミュティレーネで生涯を送った。ケルキュラスという裕福な男と結婚し,娘のクレイスを生んだ。彼女の生涯についても家族についても最大の資料は彼女のつくった叙情詩であるが,今はその多くは失われている。サッフォーの多くの詩は恋の情熱,それもとくに若い乙女にむけられたもの,失恋の悲哀・嫉み,そのような感情を赤裸々に歌い上げている。

サッフォーレズビアンの象徴的存在だと思われている。確かにサッフォーは彼女の弟子(?)の複数の女の子と肉体関係を結んでいたのは事実らしいが、同性愛への偏見の時代を経て、サッフォーは実際より淫靡な存在だと思われている。

サッフォーに関する記述は沓掛良彦著「サッフォー詩と生涯」が詳しい。